
| ■校内研究史概要 |
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確かな力を育む国語科学習 〜自己学習力を高める授業実践のありかた〜 |
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| ○今日的な課題から 学習指導要領では,各学校が「特色ある教育」を展開し,子どもたちに基礎的・基本的な内容を確実に身につけさせ,自ら学び自ら考える力などの「生きる力」を育むことがうたわれている。また平成16年5月には文部科学省から小冊子「『確かな学力』と『豊かな心』をはぐくむために」が出された。その中に「確かな学力」とは「知識や技能に加え,学ぶ意欲や,自分で課題を見つけ,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,行動し,よりよく問題を解決する資質や能力など」と「生きる力」の知力に関する部分ととらえている。つまり,単なる知識・技能だけでない,「生きる力」に関する幅広い学力が「確かな学力」なのである。このことから学習指導要領のねらいである「生きる力」を育むためには,自ら学ぶ意欲を持ち,自分で課題を見つけ,学習方法を確認しながら自分の力で学習を進めていく「自己学習力」を育てることが必要であると考える。 |
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○子どもたちの実態とこれまでの課題から 本校では,平成14年度から3年間子どもたちの国語科における表現力の向上という点に焦点を当てた研究に取り組んできた。特に国語科の教科目標に付け加えられた「伝え合う力」をキーワードに「伝え合う力」とはどんな内容であるのか,どんな授業を進めていけば子どもたちが生き生きと伝え合うのかなどについて研究を行い,15年度には研究発表会を行い全学級の授業を公開し,多くの方から広く意見をいただきながら研修を深めてきた。昨年度は子どもの学習に対するエネルギーを高めたいと考え単元ごとに「学習の手引き」を作成し,授業実践を積み重ねてきた。これまでの研究で子ども達の国語に対する関心は少しずつ高まり,国語の授業やいろいろな場面で自分の思いや考えを自分の言葉でしっかりと表現したり,友だちの意見を共感的に理解しながら聞こうとしたりする力が育ってきている。しかし,子どもは学ぶ意欲を持ちながら,教師側がもっと単元全体や1時間の授業の中で身につけさせたい力を明確に持って実践を行う必要性を感じてきた。つまり,子どもが自ら学ぶ意欲と確かな力を育てる実践を行う事をめざしていきたいと考えた。そこで今年度から,子どもたちが学ぶ意欲を持って生き生きと国語の学習に取り組む事ができるような授業作りをめざした研究を進めていく事にした。 |
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○本校のめざす教育から 本校では,確実な基礎的能力を基盤にした,自ら学ぶ意欲を持った実践力のある子どもの育成をめざしている。国語科で育てようとする「確かな力」とは,人と人との関わりのある日常生活の「実の場」において,お互いを尊重しながらことばを用いて適切に表現したり,ことばで正確に理解し合ったりする力である。つまり,一人一人を尊重し,関わりを大切にする教育目標とも深く関わっていくことになる。そのために,国語力を確かに育て,子どもたちが楽しさとやる気を持って生き生きと学ぶようにしたいと考え,上の研究主題を設定した。 |
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| 子どもたちが楽しさとやる気を持って意欲的に学習に取り組み,生き生きと話す力,しっかりと聞く力,文章を適切に書く力,豊かに読む力を確かに育てるための,授業や常時活動での国語の指導の在り方を探る。
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研究主題に迫るために以下の二つの仮説を立てて,授業実践を中心に研究を進める。
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| (1)「確かな力」のとらえ方 平成16年5月に文部科学省から出された小冊子の中に「確かな学力」とは「知識や技能に加え,学ぶ意欲や,自分で課題を見つけ,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,行動し,よりよく問題を解決する資質や能力など」と書かれ「生きる力」の知力に関する部分ととらえている。つまり,単なる知識・技能だけでない,「生きる力」に関する幅広い学力が「確かな学力」の事であると考える。国語科の研究内容に関わって考えると,「確かな力」とは自ら学ぶ意欲を持ち,自分で課題を見つけ,学習方法を確認しながら学習を進め,基礎・基本的な内容を自らのものとして確実に獲得し,日常的な生活の場においても総合的に働く力と考える。つまり国語科の中においては「確かな力」とは「生きて働く確かな言葉の力」を育てる事をめざさなくてはならないと考える。。 (2)「自己学習力」のとらえ方 今年度から,子どもたちが学ぶ意欲を持って生き生きと国語の学習に取り組む事ができるような授業作りをめざした研究を進めていきたい。「自己学習力」とは子どもが自らの意欲や意志などによって,自主的・自発的に学習する力と考える。つまり,自らの力で学ぶことである。そのために,教師の立場からは子どもに学習の見通しを持たせることが大切である。昨年まで研究してきた相手意識・目的意識を明確にした単元構想を行うことが,最後まで意欲を持って学ぶことにつながるだろう。また,子どもの立場からは昨年度から取り組んだ「学習の手引き」の活用が自己学習力を高める事ができると考える。今年度は教師にとっても,子どもにとっても価値ある目標に向かう自己学習力を高めるための授業実践のありかたを研究して深めていきたい。 (3) 自己学習を進めるための手だて 相手意識・目的意識を明確にした単元構想(教師の立場から) 子どもが主体的に学習に取り組むためには,学習の課題や見通しをもって取り組むように工夫する必要がある。学習のめあてを決めるときに「誰と伝え合うのか」「何のために伝え合うのか」を明確にすることで,子ども達が学習方法を工夫して選択したり,自分の表現方法を相手に応じて多様に工夫したりするなど,自ら学ぶ意欲を高める効果がある。 学習の手引きの活用 (子どもの立場から) 学習指導要領でも,子どもが自らすすんで課題を見つけ,解決しようとすることの大切さが示されている。子どもがより主体的に生き生きと学習に向かうために「学習の手引き」を作成して国語科の実践を進めていく。「学習の手引き」は,単元の全体の学習の進め方を子どもにわかりやすく示し,見通しと学ぶ意欲を持たせるためのものとして位置づける。 《「学習の手引き」作成のポイント》 @ 学習へ向かうエネルギーを高める魅力ある工夫 A 自力で学習活動を進められる構成 B 学習の最初に単元全体をイメージできる学習過程 C 学年の実態に応じたストーリー性 D 学習時間や内容の明確化 |
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