
1.研究主題の趣旨
(1)私たちの願いから
平成20年度から3年間「特別支援教育の視点を取り入れた集団作りと学力保障
〜子どもに寄り添う支援のあり方を探って〜」というテーマのもとに研究に取り組ん
できました。子どもに寄り添った実態把握をした上で、一人ひとりの力を伸ばすには、
集団作りと教育的ニーズに応じた支援のあり方を探ることが必要です。そこで、児童
一人ひとりが達成感を味わうような授業づくりをするという実践を積み重ねてきました。
22年度後半から「ICTを利活用した協働教育」に取り組むフューチャースクール推
進事業実証校として、IWB(電子黒板)やタブレットパソコンなどのICT機器を利活用
した授業づくりに取り組んでいます。これまでの特別支援教育の視点を取り入れた
授業づくりから、子どもたちの認知の特性にあった支援を考えた場合、視覚的支援
としてICT機器を活用することで、学習効果が高まることがわかってきました。しかし、
児童のアンケート結果から協働教育を進める上で大切な「自分の考えをわかりやす
く伝えること」や「考えを論理的に説明すること」に苦手さを感じている子どもがいるこ
ともわかってきました。
学習指導要領の記載にもあるように、これからの時代は表現する力が求められて
います。ICTを使いこなす技能と同時に、ICTを介して互いの情報をやり取りすること
で、自分の考えを伝えたり、深めたり、また、相手の考えを認め合ったりすることが
大事であると思います。つまり、ICTをコミュニケーションのツールの一つとしてとらえ、
ICTを効果的に利活用して互いの考えのよさを認め合いながら高まっていかなければ
ならないと考えます。
今年度は、総務省「フューチャースクール推進事業」及び文部科学省「学びのイノ
ベーション事業」の実証研究に取り組んでいきます。そこで、今年度は、「フューチャ
ースクール推進事業」及び「学びのイノベーション事業」の実証研究を見据えて、これ
までの特別支援教育の視点を取り入れた研究を土台としながら、さらに「確かな学力」
の定着のために協働教育がどうあるべきかを探っていかなければならないと考えます。
つまり、昨年度の「まずは使ってみる」段階から、「効果的かどうかを探る」段階へと進
まなければならないと考え、本主題を設定しました。
(2)学校教育目標と目指す子ども像から
○学校教育目標:「自ら学び、共に生きる西与賀っ子の育成」
○この目標を達成するためのめざす子ども像・学級像
| めざす子ども像 | めざす学級像 |
| に にこにこあいさつする子ども し しっかり勉強すること子ども よ よろこんで働く子ども か 体をきたえる子ども っ こ 心をみがく子ども |
認め合い 励まし合い 高め合う学級 |
2.研究の目標
個と個の考えをつないだり、個と全体をつないだりする協働教育の在り方を明らか
にすることにより、確かな学力の定着を図る。
3.研究の仮説
一人ひとりの考え方の違いやよさを認め合い、励まし合い、高め合う学級づくりを
基盤にしながら、ICTを利活用することで、学習意欲を喚起し、互いの考えの交流
を行う協働教育に取り組むことで、確かな学力を身につけた子どもが育つであろう。
4.研究組織

5.授業づくりの基本的な考え方
